忘れものと落とし物

性懲りも無くカテゴリ増やしました。
あんまりこのブログ見てる人いないっぽいです。
見てる人いないってことは≒チラシの裏、好きなこと書いていいってことです。
素晴らしい。

素晴らしいので18禁のフリーゲームのこと書きます。
18禁シーンは別に必要以上に入ってるわけではないですが（でもこういう自主的な表示というのはありがたいと思います）。

レビューはいろんなレビューサイト（サニーガールとか超激辛ゲームレビューとか）にあるのでそっち見てください。
当然18禁のページに書かれてますが、ちょっともったいない扱いなんじゃないかなーと思います。
まあ18禁なものは18禁だしな。
正確には、いわゆるカンパウェアのようです。

ゲーセン通いが日課の男の子『僕』の日記の形で話が始まります。
その男の子が女の子『彼女』と出会うわけですが、レビューでその『彼女』がやってるのがダライアス外伝という所がものすごく気になったんです。
ダライアスのBGMはすごく好きなんです（「BGMは」……ゲーセンでゲームとかあんまりやらないから……シューティング苦手だし……好きになったのつい最近だから稼動してんの見たことないし……）。外伝のが一番好きなんです。

とりあえず、18禁平気な人で「心理物ミステリ村上春樹風味」「ダークな夢使いファンタジー・SF表現無し」みたいな感じのものがお好きな人にはお勧めします。
作者に振り回されるのが快感の人もどうぞ。
途中ちょっと鬱展開かもしれませんが、読後感はすっきりでした。
えろくないゲームはやりたくない人と、長い文章読みたくない人にはお勧めしません。
ちょっとでも倫理的にアレなのが駄目な人にもお勧めできません。

あと、やってるゲームはダライアス外伝でなければならないっぽいです。
私は借りたDVDでしかプレイ画像見てなかったのですが、知ってて良かったと思いました。
でもまあ、知らなくても平気かと。
プレイした後は、同梱のHTML製の元の作品と比べてみるのも面白いと思います。

以下にネタバレ。
途中まで「『彼女』＝『彼女』の姉＝アサカを演じている人格（セラピスト）」だと思ってました。
さらにもしかすると「『彼女』＝『僕』＝ほとんどの登場人物で本体は女性」かも、まで思ってました。『ボク』はなんか妙に女性っぽいし。
『僕』が年齢の割りに大人びてたからっていうのもあるかもしれません（あとがきにも書いてあったけど）。
あとがきにもって言えば、やっぱり18禁の理由は単にそういう表現があるからじゃなくて、小中学生にそういうことさせたからなんだろうな……。
「多感な時期に『ノルウェイの森』を読んですごくモヤモヤした」という話を聞いたことがあるのですが、これもまあ、多感な時期に読むのは、あんまりよろしくないんでないかと思います。
心理学的・精神医学的には色々ひっかかる部分があるという感想もちらほら読みましたが、個人的には「『僕』＝『彼女』＝素人セラピスト」が一人でジタバタする話と読んでも面白いんではないかと思いました。

それにしてもこの記事だけで何回18きんて打っただろう…。
いつかゲーセンでダライアスやってみたいと思います。